HOW TO / TECHNICAL LEVEL
技能士資格・設備・保証…「技術力のある修理会社」の見分け方
高級時計や大切な記念の一本を任せるなら、やはり「技術力のある修理会社」にお願いしたいところです。
とはいえ、ホームページを見ただけでは違いが分かりづらいのも事実。
ここでは、慎重派の方向けに技術力を見分けるための観点をまとめました。
① 公的資格やメーカー経験の有無
技術力の指標として分かりやすいのが、時計修理技能士などの公的資格や、メーカーでの実務経験です。
- 何級の時計修理技能士が在籍しているか
- 過去にメーカーのサービスセンター勤務経験があるか
- 専門学校や養成機関での教育背景があるか
② 設備・検査機器・作業環境
高度な作業を安定して行うには、それに見合った設備や検査機器が必要です。
- タイムグラファーや防水テスターなど、基本的な検査機器を備えているか
- 清潔で整理された作業スペースの写真・情報が掲載されているか
- 超音波洗浄機や専用工具など、ムーブメントに適した設備が整っているか
すべてが公開されている必要はありませんが、「どの程度の設備で作業しているか」がイメージできると安心感につながります。
③ 対応可能なブランド・機構の幅
技術力の高さは、対応しているブランドや機構の幅にも現れます。
- 高級ブランドや複雑機構にも対応しているか
- アンティークやビンテージ、国産高級時計など、幅広いジャンルの実績があるか
- 得意分野・不得意分野が明示されているか
④ 見積もり説明の具体性と透明性
見積もりの段階で、「なぜその作業が必要なのか」「どの範囲まで行うのか」を具体的に説明してくれるかどうかも重要なポイントです。
- オーバーホールの内容を、ざっくりではなく具体的に説明してくれるか
- 部品交換が必要な場合、その理由とリスクを丁寧に伝えてくれるか
- 追加費用が発生しそうな場合、その条件や上限のイメージを事前に共有してくれるか
技術に自信のある修理会社ほど、作業内容について透明性を持って説明してくれる傾向があります。
⑤ 保証とアフター対応の姿勢
修理完了後の保証期間・対応の柔軟さも、技術力への自信の表れの一つです。
- 保証期間中の不具合にどのように対応してくれるか
- 「気になることがあれば遠慮なく相談してください」というスタンスがあるか
- 保証終了後の相談にも丁寧に乗ってくれるか
⑥ コミュニケーションから伝わる「こだわり」
実は、メールや電話でのやり取りの中にも、その修理会社の「技術へのこだわり」が滲み出ます。
- こちらの質問に対して、丁寧かつ具体的に答えてくれるか
- 不安を抑えつつも、必要なリスクや注意点はきちんと伝えてくれるか
- 「何を大切にしている工房か」が言葉選びや説明から伝わってくるか
技術力に不安がある場合の相談の仕方
「この修理会社に任せて本当に大丈夫だろうか」と迷ったら、
気になっている点を率直に質問してみるのが一番です。
時計のブランド・モデル・症状をお知らせいただいたうえで、
「どのような工程で作業を行うのか」「どこまで分解してくれるのか」「保証はどうなっているのか」など、
気になるポイントをピンポイントで確認してみましょう。
技術力に自信のある修理会社ほど、こうした質問に対して真摯に答えてくれるはずです。
CONTACT / TECHNICAL LEVEL
修理会社の技術力に関する不安や疑問を相談する
お持ちの時計の情報と、「修理会社に対して気になっている点」(技術力・設備・保証など)を書いていただければ、
どのような質問を投げかければ不安が解消しやすいか、一緒に整理させていただきます。