TROUBLE / WATER

ガラスのくもり・水入りは超危険!やってはいけないことと正しい対処法

「文字盤がうっすら曇っている」「ガラスの内側に水滴が…」。
それは、腕時計の内部に水や湿気が入り込んでいるサインかもしれません。
放置すると取り返しのつかないダメージにつながるため、正しい対処を知っておきましょう。

ガラスのくもり・水滴は何を意味する?

ガラスの内側が白く曇ったり、小さな水滴がついていたりするのは、
時計内部に水分が侵入しているサインと考えられます。

  • お風呂・サウナ・プール・海など水場で使ったあとに曇った
  • 急な温度変化(寒い屋外から暖かい室内へなど)のあとに曇る
  • リューズが完全に閉まっていなかった可能性がある

一時的なくもりであっても、内部に湿気が残っている状態は続いています。
そのままにしておくと、文字盤や針、ムーブメントの金属部品が錆びてしまいます。

絶対にやってはいけないNG対処法

焦って次のようなことをすると、かえってダメージを広げてしまいます。

  • ドライヤーの熱風を直接当てる
  • 電子レンジ・オーブンなどに入れる(論外です)
  • ヒーターの吹き出し口の近くに長時間放置する
  • 自分で裏蓋を開けてティッシュや綿棒で水分を拭き取ろうとする

急激な加熱はガスケットの劣化やパッキンの変形を招き、
防水性能をさらに落としてしまう可能性があります。
また、素人作業で裏蓋を開けると、ホコリや湿気を余計に入れてしまうリスクもあります。

自宅でできる応急処置(あくまで時間稼ぎ)

すぐに修理店に持ち込めない場合に限り、あくまで応急的な時間稼ぎとして次のような方法があります。

  • 柔らかい布で外側の水分・湿気を拭き取る
  • 風通しの良い乾いた場所で、平らに置いておく
  • 直射日光・強い熱源を避けつつ、ゆっくり乾燥させる

これで一時的にくもりが引いたとしても、内部に入り込んだ水分や汚れが完全に除去されたわけではありません。
「落ち着いたら必ず点検に出す」という前提で考えてください。

修理に出したときに行われる主な処置

水入りが疑われる時計を修理に出した場合、一般的には次のような処置が行われます。

  • ムーブメントの分解・洗浄・乾燥
  • 錆や腐食のチェック、必要に応じた部品交換
  • 防水パッキン(ガスケット)の交換
  • 防水テストで規格を満たしているかの確認

ダメージが軽い段階であれば、オーバーホールを兼ねたメンテナンスで復旧できることも多くあります。
逆に、長期間放置して錆が進行してしまうと、ムーブメント丸ごと交換が必要になることもあります。

水入りを防ぐための日常の注意点

  • お風呂・サウナ・温泉では原則として時計を外す
  • プール・海での使用前に、防水性能とリューズの締め込みを必ず確認
  • 防水時計でも、数年に一度はパッキン交換・防水テストを行う
  • 急な温度変化(サウナ→水風呂など)を避ける

「防水●m」と書いてあるからといって、半永久的にその性能が続くわけではない点には注意が必要です。
特に水場で活躍する時計ほど、定期的なメンテナンスを前提に考えておくと安心です。

「今すぐ見せるべきか」をプロに判断してもらう

ガラスのくもり・水滴は、時間との勝負になるトラブルです。
どの程度の水入りか、どこまで緊急性が高いかは、実物を見てみないと分からない部分も少なくありません。

「使用した場面」「くもり方」「出たり引いたりするか」などを教えていただければ、
すぐにオーバーホールに出すべきか、一度状態を確認してから判断すべきかなど、優先度の目安をお伝えできます。

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ガラスのくもり・水入りかも?と思ったら、まずは状況を共有

使用したシーン(お風呂・プール・雨など)や、くもり方の様子をお知らせいただければ、
至急の対応が必要かどうか、プロの目線でアドバイスいたします。


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